ピルに関する基礎知識

飲み忘れの対応・保存方法

以下の記載はあくまで一般的な場合なので、必ず処方を受けた医師・薬剤師の指示に従ってください。

飲み忘れた時の対応

当日、いつもの時間に飲み忘れた場合
気づいた時点で当日分の1錠を服薬してください。

1日(1錠)飲み忘れた場合
気付いた時点で前日分の1錠を飲み、当日の錠剤も通常の時刻に飲んでください。
その後は初めの服薬スケジュール通り継続して飲んでください。

2日(2錠)飲み忘れた場合
服薬を中止し、次の生理が始まったら、新しいシートの1日目から服薬を開始してください。
飲み忘れの日数が増えるほど避妊効果は薄れます。性行為を行うときは、念のためコンドームなど他の避妊法を併用しましょう。
なお、飲み忘れた薬が「偽薬」だった場合は、たとえ飲み忘れたとしても問題ありません。飲み忘れた分の偽薬は捨てて、翌日からまた服薬を続けましょう。

注意!:ピルは1日2錠までしか服用ができません。3錠以上は飲まないようにしてください。

誤って多く服薬してしまった時の対応

異常を感じたら医師・薬剤師に相談してください。

ピルの保存方法

直射日光と湿気を避けて、常温で保管してください。また、子供やペットの手の届かないところに保管しましょう。

薬が残ってしまった時の対応

絶対に他の人に渡してはいけません。処分の方法については医療施設へ相談してください。

<医師監修>
成城松村クリニック院長
松村圭子(婦人科/日本産科婦人科学会専門医)